「あの女の子からの手紙!よかったじゃん!」





ボクは紙切れを見てまた倒れそうになった。




『体調は大丈夫ですか?

早く良くなると良いですね。

取れていたボタン、縫い付けておきました。

今度は気をつけて下さいね(笑)

1-A 高橋桃子。』






こ…これは…


ボクは自分のブレザーをすぐに見た。



さっきまで無かったボタンが袖にきちんと付いている。



嬉しくて嬉しくて…もう一度紙切れを見てから、ブレザーを見る。


なんだかくすぐったかった。