会えた日~いつの日かの続編~

昼前に私の親が来た。


『大丈夫?』


『うん。まだ全然実感ない(笑)』


今からって思わないぐらい普通に話してた。


ノックした後、先生が来た。


『そろそろ始めましょうか。』


その言葉を聞いて少しドキッとした。


腕に針を刺され、横には薬の入った針なし注射器みたいなやつが機械にセットされてる。


すごいゆっくりと流れるみたい。


お腹には、分娩監視装置が付けられた。


モニターを見ると赤ちゃんの心拍数が映ってる。


『早ければ、今日生まれるかもしれませんよ』


その言葉を聞いて、四人全員がドキドキしたと思う。


『ドキドキするね。』


『楽しみだね。』


皆は、私が緊張しないように気を使ってるみたいだった。


コウキのぎこちない態度。


コウキ自身もドキドキしてるくせにね。


私も色々と考えて変に緊張したらいけないと思って普通に過ごした


皆でテレビを見たり。


3時間か4時間ぐらい経って促進剤がなくなった。


私は、なんの変わりもなかった。