名前を呼ばれただけなのに


何故か今までにない感覚が身体中に入りこんだ気がした。




私はこの時気付いていたのかもしれない



彼を好きだという事を…



でもきっとあの屋上であったあの日から

私は彼に恋をして

私のつまらない日々は
生きる意味の在るものになっていて


彼の存在が私の中で

『生きる意味』


になっていたのを気付いていたのかもしれない。