◆ 「ん?ここで働きたいだって?」 「はい!名前は皇 亜紋[スメラギ アモン]歳は十八、趣味は音楽鑑賞、特技は……」 「自己紹介は名前だけでいいよ、それで?何でここで働きたいと思ったんだい?」 「え……っと……これを見て来たんですけど」 と、俺はポケットに丸めて入れておいたボロボロのチラシを見せた。