「えっと…前からというか、学校のクラスメイトでー‥」 「そうでしたか。陽輝くんはいつもあんな感じですよ?錬くんと、とても中慎ましくて…」 そうなんだ。 陽輝くんが怒った顔や照れた顔なんて、いつも学校にいるときとはクールぶって表情なんかあまり出さないから。 緒方さんから聞かなかったら分からなかったな…。 「亜美お嬢様、こちらへどうぞ‥」 緒方さんがエスコートしてくれて、店内に戻ってきた。 私はさっき座っていたテーブル席についた。