…だき? その言葉の続きを聞きたくても聞けなかった。 だって…櫻木さんの口を陽輝くんが抑えこんでいるから。 「錬、今言おうとしてたこと一言でも喋ってみろ。ただじゃおかないからな」 「まぁまぁ、喧嘩しないで…」 緒方さんが2人の間に入ってなだめた。 「そうですよ。ほらみんな店に戻りましょう。」 ルイくんの一言で陽輝くん達は厨房の中へと入っていった。