「何のこと？？」




私は陽輝くんが何を言ってるのかさっぱり理解出来なかった。



「錬のことだよ…」




れん？



あぁ、さっき自己紹介した桜木さんのことか…。



あの人もスゴく顔立ちがいいよね…。




で、その桜木さんがどうかしたのかな？




「アイツに近寄るなよ。アイツは危険だからな」




「どうして？桜木さん、良い人そうだったよ？」




「いいから、人の言うこと聞け！それとも、無理やりにでもその口塞いでやろうか？？」





そう言う陽輝くんはイジワルな顔つきで私に迫り寄ってきた。





「じょ…冗談。だよね‥？」