俺サマ執事のお気に入り






陽輝くんのお父さんが部屋から出ていってからすぐに、陽輝くんは大きな溜め息をついた。





「……朝比奈、ごめんな?お前まで巻き込んでしまって…」


そう言いながら陽輝くんは、近くにあった椅子に腰を下ろした。




「え…う、うん。大丈夫‥」



私が答えると、少し軽く微笑んでまた小さな溜め息をついた。



なんだか、陽輝くん‥元気がないみたい。





そう思った私は、なんとか陽輝くんを元気づけたく明るめに話した。





「だ、大丈夫だよ!私、こう見えて男役似合うと思うしっ!それに、オカマもいいかなぁ~って!ん?あ、それ関係ないか…」





自分で言って少し落ち込んでしまった。



陽輝くんを元気づけるために喋ったのに、何故か関係ない話ばかりしてしまった。




そんな少しばかり落ち込んでいると、隣から笑い声が聞こえてきた。





「……プッ。あははっ!お前、やっぱり変なヤツ!」





えッ!!



変なヤツ??



……ガクッ。




陽輝くんの言葉に私は肩を下ろした。