俺サマ執事のお気に入り






『俺がここで働いていること、誰にも喋るな』




私は前に陽輝くんから言われたことを思い出していた。



陽輝くんはみんなに知られると、大変だから私に口止めしたんだよね。




なのに、私が今日夏帆ちゃんに話しちゃったから‥陽輝くん、怒ってるんだ。





でも、あの時は仕方なかった。




夏帆ちゃんから聞かれて、とっさのこと嘘なんかつけないし…。




なんとか、陽輝くんにわかってもらえないかな‥?




そう思い、陽輝くんに伺うようにして顔を見てみた。




でも、私の気持ちは陽輝くんに届いていなかったのか、陽輝くんは私に言葉を続けた。





「朝比奈、約束破ったら…こうだから」



「…っ!?」




その言葉を気に陽輝くんは私の腕を掴んで、後ろにある壁にダンっと音とともに押し付けた。





「いたっ…」




その瞬間に陽輝くんは私の顔に近づけてきて、強力にキスをした。





「んっ…」