「えぇ。ここも住宅街にって言っていたんですが、ここの住民が田舎の風情を壊すなと、反対しまして…。
結局、今は住民達の意見が通り、昔のままのここが残っている訳なんですがね」
静かに緒方さんの話を聞いて、ここの住民の人達の気持ちがわかった気がした。
この静かな自然たっぷりの田舎道を大切にする‥いいことだと思う。
一人で納得して耳をたてて聞いていると、夏帆が緒方さんに質問した。
「どうして、その事を誠悟くんは知っているわけ?」
夏帆ちゃんの質問に少し目を見開いた緒方さんは、丁寧に教えてくれた。
「それはですねー……」
と、緒方さんの話を聞いていると突然、腕を後ろから引っ張られた。
「ーーっ!?」
一瞬、何が起こったか理解出来ずにただ驚くだけだった。



