いちご短編集

パタパタパタ…
嬉しそうな走る音。


「佐山っ!」

私は大きな声で叫ぶ。

佐山は少し驚いたような顔をしたけど、私を愛しい笑顔でみて

「雨宮っ!」

と叫んでくれた。