今度は赤い―――血のような世界が広がった。 自然に少女の足が止まる。 と、頭の中に、何かの場面が白黒で流れてきた。 ―――なに、コレ…ッ!? 見覚えの無い場面に困惑していると、ふと、ひとつだけカラーの場面が流れてきた。 「え……!?」