部屋に戻ってきたわたし。


持っていたジュースが手から落ちる。

「え…?」


わたしが目にしたものは…

「晴流クン?」


晴流クンと知弦さんが、キスをしてるところだった。


でも、なんとなく、知弦さんから無理矢理だと晴流クンの表情を見れば分かる。



でも…

でも!



「なに…してるの?」



「見れば分かるでしょう!?キスよ、キス!」

と、口を開いた知弦さん。


そうじゃなくて……
なんで…。



「じゃあね、晴流。
またくるわ」


…………。