「おい!お前昨日どういうつもり?」
瀬野は気付かれないような小声で話す。
「あぁ、あの紙切れ。アンタの命令ばっか聞く訳ないでしょ」
「じゃあ言ってもいいんだー。カッパ…」
「やぁぁぁ!」
「佐山!静かにしろ」
「はーい…」
横でケラケラ笑ってる瀬野。
アンタのせいで注意されたんだよ。
「今日17時までに来い」
「はぁ!?」
「罰だ。強制な」
「勝手に言ってれば?」
そう行ったものの、今瀬野のマンションの前まで来てる。
何やってんだろう、アタシ…。
インターホンを押すと瀬野の声。
「入れ」
偉そうな言い方。
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