★琉生★
どれくらい経っただろうか。
今は俺の隣でスヤスヤと眠っている姫。
あんなに泣いていたに安心したのか眠ってしまった。
あんな瑠華を見たのは初めてだった。
『好きって言ってよ!瑠華が一番好きだって』
そう言い、泣き出した瑠華。
いくら抱きしめても泣き止む事はなく、瑠華の手を引いて寝室へと連れてきた。
ベッドに寝かせ、上から瑠華を見下ろす。
目は真っ赤に腫れ、メイクは見事にぐちゃぐちゃ。
それでも瑠華の泣き顔は何故かそそられる程綺麗。
前髪をすくい上げ、おでこにキスをした。
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