…なんですか
あたしのこと、ばかにしてるんですか!
「こっちだって、絶対に生徒会室になんか行きませんからっ」
あたしの声が、彼に聞こえたかは分からない。
校舎の入り口へ入っていく王子を見て、ため息をつく。
「はぁ…」
ほんと、あたしは何やってんだ。
その時、ガサガサと草を踏む音がした。
女子の声も。
「見つけたわ、天宮結衣!」
「これであたしたちも王子に会えるわっ///」
四人くらいの女子に囲まれる。
なんだぁ、よかった。
女子なら多分あたしでも勝てる。
なんて安心したのもつかの間で…
お嬢様の、王子への執念をなめていたあたしは甘かった。
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