「いやいやいや、ちょっと待って!私が救う?この国を?」


「ああ、そうさ」


戸惑う私にさらっと笑いながらその少年は言った。


いや、おかしいよ!


そもそもなんでこんなとこに…


私は周りをちらっと見渡した。


辺りは森が広がっていて、明るい。


でもなんか普通の木じゃない。


実ってる実はしましま模様な変なガラだし、その辺にあるキノコも大きい。


一言で言えば不思議な森?


あっそれじゃ分からないよね。


なんかメルヘンチックというか……とにかく現実の世界でこんな森があるはずない!