冬の外はとても肌寒く、スカートから出てる足は凍りつくぐらい冷たい。


するとふいに洋ちゃんが白くなっていく息をゆっくりはきながら両手を顔の前でこすりあわせた。


「あー寒!冬嫌い」洋ちゃんはぼーっとした目で言った。


そんな洋ちゃんを見ながら
さっちゃんが笑う。


「とか言って夏になったら
暑いー、夏嫌いに
なるんでしょ?」


確かに。私も去年を思い出しながら笑った。洋ちゃんは季節ごとにいつも文句を言っている。


でも今日の寒さは異常だ。


雪でも降るんじゃないだろうか。


私はぼけーっとした頭で考えた。