僕様王子に全てを奪われてⅡ

「じゃあ、何よ」

「だから・・・その…寝てませんよ
寝てませんけど…寝たということに口裏を合わせようって…」

「なんで」

私は有栖川を睨んだ

なんでそういう話になるのよ

意味がわかんないんですけど

なんで寝たってことにしなくちゃいけないのよ

どんな話をしたのよ

その見合い相手と

もともとそんな話ができるような間柄だったの?

なによ

私に黙って家に帰ったと思ったら…

見合いなんかしてきて…

寝たって口裏を合わせるとかわけわかんない話しをしたなんて…

「相手の女性も…他に好きな方がいるんです
でもその人に振り向いてもらえないらしくて、今回の見合い話しで嫉妬してもらいたいそうです
僕も、母の目を欺きたい
今日、すぐに彼女との付き合いを断れば、すぐに新しい女性を探してくるでしょう
でも彼女と寝たということにすれば、2か月間は僕に自由が生まれる
2ヵ月もあれば…愛子さんは16歳になるでしょ?」

え?