僕様王子に全てを奪われてⅡ

私が居間にクーラーを入れる

窓を閉めたり、カーテンを閉めたり…

有栖川に冷たいをお茶を用意したり…

その間に有栖川は和服を脱いでラフな格好に着替えてきた

顔をかるく水で洗ったみたいで、有栖川はすっきりした顔をしていた

「愛子さん、座ってください」

「ああ、うん」

私と有栖川が並んでソファに座った

「僕は今日、母に見合いをさせられました」

「え?」

有栖川の温かい手がそっと私の手の甲に乗った

「大丈夫です
…ああ、でも…うーん」

有栖川が首を傾げた

「なに?
その不安になるような唸り声は…」

「大丈夫なんですけど…
大丈夫じゃないっていうか」

「はあ?
ナニ?
はっきり言ってよ」

「凄く言いにくいっていうか」

「はい?」

有栖川が苦笑した