僕様王子に全てを奪われてⅡ

それともわざと?

愛子さんが関わっていたとわざ認めず、うやむやにさせるのが目的ですか?

ただ…たんに高波さんを貶したいだけ?

「詐欺の他にも、恐喝もしてくれてありがとう
俺は見ていて、とても楽しかった」

小山内君が笑った

でも目は全く笑っていない

むしろ憎しみの炎を燃やしていた

高波さんは、悔しそうに口をゆがめると、一歩後ろに下がった

「くそっ、あの女め…だから、あのとき、婚約者とか名乗る男がタイミングよく現れたんだな
あんたたち、グルだったんだ
俺をハメたんだな
最低な奴らだ」

「お前に言われたくねえよ」

小山内君がぼそっと言葉を吐き捨てた

確かに!

さんざん、僕の生徒を苦しめておいて…最低なのは高波さんのほうですよ