僕様王子に全てを奪われてⅡ

「なら、契約違反はあんたのほうだ
好きなように、ネットに書き込ませてもらうぜ」

「どうぞ
お好きなだけ書いてください」

僕はにっこりとほほ笑んだ

…書けるものなら、ね

僕は、背を向けて歩き出した高波さんを睨んだ

書ける時間と暇があるなら、どうぞ、打ちたいだけ打つといいですよ

僕は、ふうっと息を吐き出した

『ただ…タダで黙っているってなると…思わず口が滑ってしまうかも』

『え? それは…』

『これ次第って、口が堅くなったり、軽くなったり?』

突然、昨日の会話が、事務所内に響いた

高波さんの足がぴたっと止まる

勢いよく振り替えると鋭い目で、僕を見てくる

僕はにっこりと笑うと、両手をあげて何も持っていないことを見せた