僕様王子に全てを奪われてⅡ

「だから、浮気じゃありませんから」

「浮気だよ
生徒にはそう思われる」

「そうですか
別にいいですよ」

最初から浮気じゃないですし

藤城君とはもうきっちりと別れているんですから…って

藤城くんが勝手に言ったことですしねっ!

「評判が落ちますよ?」

「落ちませんから」

「あっそ
どう忠告しても、意味がないわけだ」

「ええ、貴方に渡すお金など最初から存在しませんから」

僕の言葉に、高波さんの眉がぴくっと動いた

「最初から?
じゃ…昨日の時点で払う気はなかったってことかよ
はっ、まんまとハメられたわけだ、俺は」

高波さんが「ちっ」と舌を打つ

あ…バレちゃいましたね

ま、いいですけど

払う気もないし、この人に時間をかけるのも勿体ないですからね