僕様王子に全てを奪われてⅡ

「愛子ちゃんが、違うんじゃないの?」

「ああ…それは困りましたねえ
僕だけ本気でも、意味がありませんから」

僕が苦笑した

高波さんが「ちっ」と舌を打つと、僕の顔を睨んだ

煮え切らない会話に苛立っているようだ

だって、お金を払う気がないんですから

さっさと諦めた帰ったほうがいいと思いますよ

ここに居ても、一文の得にもならないですしね

「払う気がなくなったってことですね?」

「ええ、全く」

僕は満面の笑みで微笑んだ

最初から払う気なんて、毛頭ないですし

きっと今、高波さんは愛子さんをどう脅そうか…考えているんでしょうね

僕からの大金を失ったわけですから

あとは藤城君からもお金を奪おうとか…考えていたり?