僕様王子に全てを奪われてⅡ

「乙葉から、きちんと話を聞いた
今までの無礼を詫びたい
申し訳なかった」

「あ、いえ…僕も母ときちんと問題解決していないから…
椎名さんたちにご迷惑をおかけして…すみません」

僕は頭をさげた

僕たちは、互いに目を合わせて微笑んだ

これで須山さんににらまれることは…もうないかな?

平気かな?

「椎名さんとは仲直りしたんですね」

「ああ」

須山さんが、嬉しそうに顔を緩めた

ああ、幸せそうな顔ですね

こうやって、椎名さんの前でも笑顔を見せれば、きっと椎名さんだって

須山さんの愛情を感じることができると思うんですけどね

僕たちは、赤外線でアドレスの交換をした

「うまくいくといいな」

須山さんが、ぼそっと呟いた

「ええ、いかないと困るんですけどね」

「確かに、な
俺も、困る」

「ですよね」

僕たちは、ふんと鼻を鳴らし合った