「…て、愛子、誰から?」
乙葉さんが、ちらっと視線を上げた
「須山 元さんって表示あるけど」
「ひゃあああ、もうダメだぁ」
「何が?」
「心臓が口から出できそう
ぽろっと出てきて、愛子のベッドの上で死んでやるんだ
くそぉ…死に場所はここに決めた」
乙葉さんはもそもそとベッドの布団の中に逃げ込んでしまう
「ちょっと、勝手に決めないでよ」
…てこれって通話中なんだよね?
今の話を、元さんは聞いているんだよね?
ふふふっ
これってある意味、チャンス?
「ほら、電話に出ないなら、メールすればぁ?」
「通話中になってるなら、メールできないだろうが」
「『好き』ってメールしたいんでしょう?
元さんに…苛々して、涙が出ちゃうくらい好きだってメールしたいんでしょ?」
私はベッドに座って、口を開いた
ふっふん
どう?
これって良い作戦じゃなぁい?
乙葉さんの素直な気持ちが、元さんに聞けるでしょ?
乙葉さんが、ちらっと視線を上げた
「須山 元さんって表示あるけど」
「ひゃあああ、もうダメだぁ」
「何が?」
「心臓が口から出できそう
ぽろっと出てきて、愛子のベッドの上で死んでやるんだ
くそぉ…死に場所はここに決めた」
乙葉さんはもそもそとベッドの布団の中に逃げ込んでしまう
「ちょっと、勝手に決めないでよ」
…てこれって通話中なんだよね?
今の話を、元さんは聞いているんだよね?
ふふふっ
これってある意味、チャンス?
「ほら、電話に出ないなら、メールすればぁ?」
「通話中になってるなら、メールできないだろうが」
「『好き』ってメールしたいんでしょう?
元さんに…苛々して、涙が出ちゃうくらい好きだってメールしたいんでしょ?」
私はベッドに座って、口を開いた
ふっふん
どう?
これって良い作戦じゃなぁい?
乙葉さんの素直な気持ちが、元さんに聞けるでしょ?

