一線  死神は舞う

「・・・あんたが拓弥?」




ゆっくり顔を上げると、

目の前に女が立っている。




「ねえ、
聞いてんだけど。」




「あっ・・・ああ。」








やけに上から目線だ。





「そ。じゃあ行くよ」


「行くってどこに?

ってかお前誰!?」





一歩踏み出した女の足が止まった。


めんどくさそうに俺のほうを見る。






「あたいはヴィラ。


死神のヴィラ。」