一線  死神は舞う

それなのに・・・
どうしてだろう。



俺の視界が

にごることはなかった。






俺の目から

涙が流れることはなかった。









あのときと

同じ空間にいるような気がして
ならなかった。



色を失った俺の世界をものともせず、


この世界は

いつもと同じように
まわっていた。




俺はその場から動くことができなかった。