「あれ?校門の方、
やけにザワザワしてない?」




「う・・・ん・・・。」




行ってみよっ!と一言
言って美宇はアタシの腕を
ぐいっと引っ張る。



「ちょっっ」


危うく転びそうになる。



生徒の集まってる場所に
近づくにつれ話声が聞こえる。


「あれ、こないだ転入してきた
黒崎だろ~一緒にいる女誰だよ?
めっちゃ可愛くね?」



「桐夜サマの隣・・・・・
誰よっあの女っ!?」




「あの2人つきあってんのかな?
すごくお似合いじゃね?」



桐・・・・夜?