翌朝―

まだ眠い体を動かして
学校へと向かう。


「ハァ。」


なんか行く気しないなぁと
ため息をつきながら歩く。




「なーにため息ついてんのぉ?」


バコっと音を立てながら自分のカバンを
アタシのお尻にHITさせる美宇。



「いったぁ~っっ
美宇、あいさつするならもっとマシな
あいさつしてよね~」



「まぁいいじゃん♪」



「よくないって;;」

素早くつっこみを入れる。



「ってゆーかっ速報!!!
また転入生だってぇ~
まぁ隣のクラスらしいけど。」



「またかぁ~。
名前とか、知ってる?」




「なんかすっごい美人らしくてね、
ハーフなのか"ローズ"って
名前だったよ。」





・・・・ロー・・・ズ?