黒髪が水にゆられてキラキラと光る。
そして、月の光に照らされて、眩しいほど白い肌。
水着などから、女の子であることは確かだ。
すげぇ………
綺麗…………
ゴクリと唾を飲み込んだその時、俺は隣にあったモップを倒してしまった。
ガッシャ〜ン!!!
モップがバケツに当たり、おおきな音が出た。
やべっ。
女の子はその音に気付き、音がなった方をみる。
あ。
綺麗な顔………。
じゃ、なかった。。
女の子は、俺をみるなり不思議そうな顔でプールサイドへ上がって来た。
やべ。俺変態!?
女の子はびしょ濡れのまま、俺に近付いてくる。
えっと………
どうしよ
『あの………誰?水泳部の人?プール使うの?』
透き通るような君の声に、俺は恋をしたんだ………。


