「っ!」


あたしには分かる。



誰かが時を止める魔法を使った

でも誰が?


ここに魔女はあたし達3人しかいないし



それに、あたし達はまだそんな高度な魔法を知らないし




一体・・・


『パンパンパン!!』


真ん前で、いかにも

−私は魔女です!−

って宣言しているような、黒く長い帽子をかぶった人が手をたたいている。



「見習い魔女の皆さん。ごきげんよう。クイーンのシャロンです」



その言葉であたし達3人はいっきに固まった


だって

だって…

クイーンって言ったら魔女の最高峰


魔女が最も憧れる存在


「ご、ごきげんようぉ」




「今日、あたしがここへ来たのは、あなた達3人に言わなければならない事があるからです。」