気がつくと夕方で、保健室のベットの中にいた。

無意識に寝ながら泣いてたのか、枕が涙でぐしゃぐしゃだった。


事実を受け入れられなくて、泣き崩れて戸田先生が運んでくれたのかな?先生、ごめんね。先生が悪いわけじゃないのに。

短時間に泣き過ぎて頭が痛かった。

「久保田先生、もういないんだ」

現実を口にしてみると、あまりにも残酷でまた涙が止まらなくなった。

こんなに声をあげて泣くのは、どのくらいぶりだろう。
もしかしたら初めてかもしれない。

そのくらい泣いていた。