夢を見ていた。


不思議な夢だった。






何もない、寂しい草原で 私はひたすらクローバーを探していた。


けれども、探しても探しても見つからず 疲れた私はいつのまにか眠ってしまった。






ふと気づくと、体が軽くなって宙に浮いていた。



私はそのまま眩しい光が差す空の上へと引き込まれていった。



目を開けると、そこには温かい風の吹く 美しい野原が広がっていた。



いつのまにか、私の頬を一筋の涙が伝っていた。








そしてその夢は、永遠に覚めることはなかった。







私が幻の四つ葉のクローバーを見つけ、次にまーに会うときまで…


永遠に覚めることはない。