「夏奈~!!」 今日華があたしの腕を取る。 部活が終わった、 午後8時……。 今日華は吹奏楽部だから、6時くらいには終わってたはずなのに。 「今日華、わざわざ待っててくれたの?」 「と、とにかく来て!!」 今日華に取られた腕は、 あたしの意思に反して、 どんどん進む。