「夏奈っ!?」


そりゃ驚くよね…
あたし、いつも遅刻寸前に登校する人だし。


「今日華ァ!!あの人野球部なの?!
特進なのに?
髪あるのに?」



今日華は目を見開いてあたしを見た後、
そのきれいな茶色の目をキュッとつり上げて言った。



「あの人ヤバイよ。
ケンカなんて止めなよ!
女でもなんでも
本当に殺されるよ!」



ドキッとした。

そんなに怖い人だったの…