───チュッ─── 「久しぶり。夏奈の唇!」 そんなあたしを見抜いたのか、 ニヤッと笑って ……… 「…っ…安藤尚が行っちゃうと思ったよォ!!」 デート開始早々、 あたしは安藤尚の前で涙をながしてしまった。 でも そんなあたしを、安藤尚は、優しく撫でてくれた。 「地主神社………行こうか」 安藤尚は、あたしを恋愛成就の神社につれて行ってくれた。