やっぱり、安藤尚はモテるんだな~… 神社に着いたとたん、修学旅行生たちに囲まれてしまった。 もちろん、あたしとのツーショット…… なんて 無理で、 困ってる安藤尚を、あたしはただ 立ちすくんで見ていた。 「おい!!夏奈…!」 肩で息をつきながら、やっと安藤尚は戻ってきた。 「お帰り。安藤尚。」 安藤尚は汗だく。 あたしは無理して平気な顔をして迎えた。