理想なんてさ、



やっぱ


すぐぶっこわれる物なんだよ…






「お前が打ったの?」



「はぃ…」



「偶然とはいえ、この俺になにしてくれてんの?

お前名前は?」



「す、すみません…。

あ、葉月夏奈です。」




「葉月夏奈ね…

覚えとけ、お前には罰を受けてもらうからな!

死んだ方がましだと思うくらいのな…
ハハハ…」







ギョっ!?

こわっ






「お前2年だろ?

俺の方が先輩だよなァ…?
ちゃんと敬語で話せよ?」




この時、

あたしの何かがキレた気がした。