赤の国に、一人の少年がおりました。

少年は、赤の国の王であり、ミサイルを開発する最高技術者の一人息子でした。

彼は、幼い頃から 優れた技術者になるために、父親から様々な教育を受けていました。

もともと少年には父親譲りの技術者の才能があったので、彼が16歳になる頃には、赤の国の誰にも負けないほどの腕を身に着けていました。

赤の国の人々は思っていました。

いつか少年が 青の国のシェルターを突き破るミサイルを作ってくれるかもしれない… と。