萌がツンツンとあたしの頬をつつく。


「花恋!おめでとう♪♪」


未だに、何が起こったのか分かっていないあたし。


ど~いうこと・・・?


「朝野さん、こちらまで上って来てください」


はぁ!?
毒舌男はSっけムンムンの笑顔であたしの名を呼んだ。


「花恋??行かないと!!」
「嫌だよぉ・・・。萌助けて・・・」


いや、もう、リアルに嫌だ。


「朝野さん??」

校長先生らしき人も焦ってあたしの名を呼んだ。