「ルリカちゃん、あの彼
最近よく来るけど彼氏とかじゃないよね?」
バイト先『アン・ソレイユ』のカウンターの隅で小声で私に聞いてきたのは
植原英明(ウエハラヒデアキ)
私の二つ上で、バイトでは一番の古株
顔もそう悪くないし、面白い、仕事を親切に教えてくれるし優しい人なんだけど…
「えっ?違いますよ。
カズキは大学の同級で仲のいい友達です
彼んちの最寄の駅がここなんですよ」
私が答えるやいなや
「そうだよね、やっぱりルリカちゃんと付き合うのは俺しかいないよね~
あ、ルリカちゃんが観たがってた映画のチケットあるんだけど週末にでも行かない?」
…やっぱりって何?
付き合うとか有り得ないんですけど…
最近よく来るけど彼氏とかじゃないよね?」
バイト先『アン・ソレイユ』のカウンターの隅で小声で私に聞いてきたのは
植原英明(ウエハラヒデアキ)
私の二つ上で、バイトでは一番の古株
顔もそう悪くないし、面白い、仕事を親切に教えてくれるし優しい人なんだけど…
「えっ?違いますよ。
カズキは大学の同級で仲のいい友達です
彼んちの最寄の駅がここなんですよ」
私が答えるやいなや
「そうだよね、やっぱりルリカちゃんと付き合うのは俺しかいないよね~
あ、ルリカちゃんが観たがってた映画のチケットあるんだけど週末にでも行かない?」
…やっぱりって何?
付き合うとか有り得ないんですけど…

