顔のない恋

遡ること一週間前、

昼間、家に仕事中のはずのお姉ちゃんから電話がきた。

『今日は仕事は休んだ。
話しがあるからこれから家に帰る。』と……


帰ってきたお姉ちゃんは、サングラスをしていて
リビングのソファーに座り、それを外すと

何かがあったことは一目瞭然だった。