顔のない恋

それからもう一つの出来事も、私の胸を痛めた。


それは、お姉ちゃんのこと…。


ある日、学校から帰ってくると、玄関先に仕事が休みのお母さんの靴と、
もう一つ見慣れない靴…

お客さんでもいるのかと
「ただいま」を言いながらリビングを覗くが、
ソファーに座っているのはお母さんだけ。