「三島さん、回診のお時間ですよ。」









目を開けると私をお世話してくれている看護婦さんの倉知さんが微笑んでいた。











「はぁ~い。」










私はそれだけ返事をするとゆっくりと起き上がった。












「三島さん、お熱計かりましょうね。」










倉知さんに渡された体温計を受け取り脇に挟む。