空の姫と海の王子



「EARTHはお前の仲間の監視を緩めて捜索に参加させるはずだ。“千里眼”を使わない訳がないだろ?」

「そして、由紀にあたし達の存在とEARTHの真意を伝えれば、」

「君より遥かに頭がいいあの子だったら分かるだろーね」

「ちょ、黙れ!!」



ムキー、と怒る奈央を適当にあしらう蓮は
突然立ち上がった葵を見上げて

納得したように立ち上がった

突然支えがなくなって
バランスを崩した奈央は


「っと、何やってんの」

「あ、ありがとう……ってか!あんたのせいなんだし?当然!」

「あーあ、可愛くないなあ」

「うるさい!」


蓮の胸に飛び込む形になってしまい
口を尖らせながらも目を伏せて

ふと、嫌な気配を感じて
控えめに顔を上げると蓮は小さく頷いた


……誰か、こっちに来る。


蓮は突然、奈央の顔を引き寄せると
そのまま耳元で小さく囁いた

少し驚いた奈央だったが
その話を聞いて小さく笑った


「……そうゆうこと」

「そ、そうゆうこと」


二人の視線が絡んだと同時に
後ろの茂みからガサッと音がして


「やっと見つけたぞ」


少し低い女の声に三人は視線を向けた