空の姫と海の王子



呆然とするリールに
ハルはハッとして笑顔を向けた


「あ……リールは会うの初めてだよね?ごめんねっ、こんなのなんだぁ〜」

『こんなのだと!?』


ガーンと音が聞こえる程
ショックを受けている
初代空の王ことクウ

そして時期空の王は
紅茶にドバドバと砂糖を入れている
ハルだったりしたりする

本当なら2ヶ月前に
王位を継承する筈だったが
海の王子であるカイトと逃亡

まだ自由でいたいらしい
ハル達の考えを王も理解している


¨空¨と¨海¨

天界、魔界、人間界に共通して存在する物

世界を繋ぐ¨扉¨を管理し
世界を見守る存在


だからなのか
ハルには何となく分かっていた

多分カイトも分かっているのだろう

ハル達の知らない所で
何かが起こっている事を


クッションに顔をうずめた
ハルの頭をクウは優しく撫でた


『怖いのか?』

「……怖くないもん。春が怖いのは大臣だけだもん」

『大臣どんだけ怖いのよ……』

『あいつには逆らわない事だな』


リールとクウが話す中
春は横になって目を閉じた


どうか、平和が続きますように……


心の中で願いながら
そのまま眠りについた


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