空の姫と海の王子



「ああ?もう終わりかよ」

「あたしは早く帰りたいの〜。こんなザコどうでもいいからね」


こんな奴らに殺されるのか?

記憶の手掛かりに会ったのにか?

海斗の海色の瞳に睨まれて
女はムッとして指を鳴らした


「なによ!生意気な奴は嫌い!!」


海斗の立っていた場所がまた爆発した

そう、立っていた場所


「え?」

「お前の方が生意気だ」


ドンッ!!

背中を蹴り上げられて
女は壁に叩き付けられる

海斗は足を下ろすと
次は男に視線を移した

氷のように冷たい殺気に
男は強気な笑みを浮かべた


「やっと本気か?ブッ殺してやるよ!!!」


大量のナイフを両手に持った男が
狂ったように笑いながら走ってくる

海斗は迎え撃とうとするが
足元に張られた電線に気付いて止まる

後ろに立つ三人の白いコートが笑う


「終わりだ!!」

「──海斗ッ!」


その時、
誰か庇うようにして
海斗の前に立ち塞がった


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