雲一つない青い空 透き通った青い海 誰もいない真っ白な砂浜で 少年は黙って空を見上げた 森の木々を揺らした風が 少年の緑色の髪を撫でて通り過ぎる 「幸せなのか?」 空に向かって小さく呟くと 眩しすぎる太陽に手を伸ばし そのままギュッと拳を握った 世界を優しく見守る空 世界に恵みを与える海 世界を支える唯一無二の存在 「誰も知らない」 その二つを支える存在があることを 「……待ってて春。必ず迎えに行くから」 決意の光が輝く金色の瞳は 真っ直ぐに空を見つめていた _