「まぁいいや。行くぞっ!!」

「は?」



俺の腕を引っ張り歩き出した。


何処行くんだよ?




「なー!俺達も仲間にいーれてっ!!」



向かった先は、さっきまで眺めていた所だった。



「藤崎遙貴!」



プッ。

すげぇ嫌そうな顔してる。

分かりやすいやつ。



「俺達も三人と友達になりたいなー。」

「いいよ~。」



おい。

友達になりたいのはお前だけだろ。



「よしっ!んじゃ、改めて自己紹介。」



人を意見も聞かずに巻き込んだバカは、嬉しそうに話を始めた。